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未来に続く自然エネルギー

2021年05月20日


皆さん、こんにちは。

最近、テレビでSDGsという文字をよく目にします。

見たことありますか?

意味は『持続可能な開発目標』です。

2015年9月の国連サミットで採択されたものです。

SDGsには17の目標があります。

 

それぞれの身の回りでも身近な活動になってきたのではないでしょうか?

私たち建設業界でも関連している目標は複数あります。

 

では、世界で電力が使えない人が何人いるかご存じでしょうか?

日本では脱原発や節電、クールビズなど電気に関する言葉がありますが、ごく当たり前に電気を使っています。

 

世界では約7億8900万人の人が電力を使えないそうです。

正直、驚きを隠せませんでした。

 

SDGsが目指す、『持続可能な開発目標』の7番目に「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」 というのがあります。

 

すべての人々に手ごろで信頼でき、持続可能かつ近代的なエネルギーへのアクセスを確保する。

 

要は国連加盟193か国が2016年から2030年の15年間で、誰もが、安い値段で、安定的で、現代的なエネルギーを使えるようにする。

2030年までに、今までの倍の速さで、エネルギを効率よくする。などなど…。

 

そこで、今、世界中で注目されているのが、

「資源を繰り返し使える」「二酸化炭素を排出しない」再生可能エネルギーです。

 

再生可能エネルギーには2つの大きな特徴があります。

1、 エネルギー資源が枯渇しないこと
2、 温室効果ガスを排出しないこと

 

様々な再生可能エネルギーによる発電方法はいろいろありますが、今回は自然エネルギーの活用法を2つご紹介します。

 

【パッシブエネルギー】

建築的な工夫などで、自然エネルギーをそのまま利用したパッシブシステムと言われる方法です。

 

わが社でも取り扱っている『パッシブデザイン住宅』はまさにこれです。

 

例えば、エアコン等の電気で温度調整するのではなく、自然エネルギーで空間を快適に保つ方法や

 

ゴーヤや朝顔などの緑のカーテンを作ったり、南側に庇を付けたりすることです。

 

パッシブデザイン住宅では可能な限り自然エネルギーを利用します。

 

【アクティブシステム】

機械を使う方法で得られるエネルギーです。

最近ではあちこちの住宅の屋根や山の斜面にある太陽光発電や風力エネルギーを利用した発電などがあります。

 

エコキュートは、空気熱を利用した給湯器で、消費エネルギーの3倍以上の熱を生み出します。

エネファームは電気をガスから発生させるシステムで、導入コストは高くなりますが、電気を発生させる際に、お湯も作ってくれるので、非常に効率のいいシステムです。

 

これらは化石燃料の依存度を下げ、二酸化炭素の排出を抑制し、持続可能性を高めることができます。

 

再生可能エネルギーの普及には大きな課題もあります。

導入費用がかかってしまったり、自然環境に大きく影響を受けてしまうこともあります。

 

しかし、これからの家づくりには、自然エネルギーや地球の環境を意識したものが、どんどん主流になっていくのではないでしょうか。

 

まだまだ、私たちが取り組んでいるパッシブデザイン住宅も皆様には浸透していないかもしれませんが、少しども多くの方にわかって頂けるよう努力していく所存です。

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